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リアルディール・スタイル

26 技術を身につけることと試合で出すことは違う

ジムに入会されると構えや基本を学びます。そこからシャドーのコンビネーション、サンドバックやミットをやりながらスピードやパンチ力、キック力を上げていきます。

体力作りやシェイプアップが目的の方なら、ここから少しずつラウンド数を増やしたり、ウエイトトレーニングをいれていくといいと思うのですが、スパーリングや試合を希望する人は技術を身につけたら試合でそれが出せなければいけません。

技術は持っているのに試合でそれが出せない人は「試合での技術の出し方」を知らないのだと思います。

選手はシャドーやサンドバック、マススパーリングで技術が出せても本番の試合で出せなければ意味がありません。はっきり言うと技術やスピードを身につけることと、それを試合で出すことは違います。

では何が違うのでしょうか?

人によっていろいろあると思いますが、「緊張感」といえると思います。

これは高すぎると、心臓がドッキドッキして、呼吸が浅くなり、体の動きも悪くなります。

逆に低すぎると、「勝つための気持ち」が足りなくなります。

緊張感が高すぎても低すぎても、パフォーマンスは悪くなり技を出すことができなくなります。ベストなのは適度な「緊張感」です。これは「必ず勝つ」と思いながらも呼吸も体もしっかり動いている状態です。

緊張感を適度に保つにはメンタルトレーニングと本番を繰り返す覚悟が必要です。そして試合前に自分が練習してきたことと、ファイトプランをしっかり頭に入れ込むことです。


例えば、

「今回は、早いジャブ、そして当たる距離に入ったら先にローキックを出す」

「先にノーモションのストレート、相手の打ち終わりに合わせて必ずパンチを打ち込む」

「相手はパンチが得意だから、パンチの距離にならずに離れてマエゲリとミドル、接近戦になったら首ずもうに徹底する」

「相手はミドルが得意だから、軸足をローキックで合わせる、又は蹴り足が着地する瞬間にローキックを合わせる、接近戦に入ったら強引にパンチの連打を打ち込む」

など、見える攻防では先手と後手があっても、気持ちは常に「レッドゾーン」で先手先手にならなければいけません。まず、こういう心構えがなければ狙って、自分の技で相手にダメージを与える事は出来ません。

「技を出すため」には「こういう状態でこういう技を出す」と決めて「その状態を自分で作っていく」ことが重要です。そして試合ではある程度の強引さも必要になります。

もちろんその強引さも技術があるからできることになります。

選手の人で本番に弱い人は厳しいことですが、ここのところをじっくり考えてみて下さい。






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